第5章 非恒星状天体のリスト,メシエカタログ (2013 Jun.21 更新)


概要  恒星を研究する上で「星雲」や「星団」はたいへん重要な意味を持つ。本章では、これらの天体 のリストとして広く親しまれている「メシエカタログ」について解説し、あわせて、これらの天体 と「星の一生」との関連をも概説する。

図の出典 図5.1 M31、アンドロメダ渦巻き銀河(国立天文台 Gallery) 図5.2 シャルル・メシエ(SEDS のページより) 図5.3 M1、超新星爆発残骸星雲「かに星雲」    (国立天文台 Gallery、 すばる望遠鏡) 図5.4 M8、散光星雲「干潟星雲」(国立天文台 Gallery、 Wikipedia より) 図5.5 M27、惑星状星雲「あれい星雲」(国立天文台 GalleryWikipedia より) 図5.6 M16、散開星団および散光星雲の中の暗黒星雲「わし星雲」    (国立天文台 Gallery、 ハッブル望遠鏡) 図5.7 M13、ヘルクレス座の球状星団(国立天文台 Gallery、 ハッブル望遠鏡) 図5.8 M51、渦巻き銀河「子持ち銀河」(国立天文台 Gallery) 図5.9 M91、かみのけ座の棒渦巻き銀河(国立天文台 Gallery) 図5.10 M86、おとめ座の楕円銀河(国立天文台 Gallery) 図5.11 M82、おおぐま座の不規則銀河(すばる望遠鏡) 図5.12 M45、プレアデス星団「すばる」(国立天文台 Gallery、 Wikipedia より) 図5.13 M42、オリオン大星雲とトラペジウム(国立天文台 Gallery) 図5.14 M57、こと座の惑星状星雲「環状星雲」    (国立天文台 Gallery、 ハッブル望遠鏡、 すばる望遠鏡) 図5.15 惑星状星雲「赤いはしご」(ハッブル望遠鏡ニュースセンター) 図5.16 超新星爆発残骸星雲「網状星雲」    (国立天文台 Gallery、 New Forest Observatory のページより) 図5.17 『理科年表』銀河系内の星雲の表
関連参考資料(本文関連ページ) *SEDS (Students for the Exploration and Development of Space) のメシエカタログ解説(英文) *国立天文台、天文情報センター、メシエ天体写真集国立科学博物館、宇宙の質問箱、星雲・星団編
問題(200字程度で説明せよ) *メシエ天体はどのように分類されるか、説明せよ。  
[解答例]   まず、星雲、星団、銀河、の3種類に大別される。星雲の中には、異様な形の超新星爆発  残骸星雲、赤い光で輝く散光星雲、概して丸い形で中心に青白い星がある惑星状星雲、が  ある。星団は、たくさんの星が丸い形で密集している球状星団、星がまばらな散開星団、が  ある。銀河は、渦巻き銀河楕円銀河に分類されるが、前者の特殊な例として棒渦巻き銀河  があり、また後者には小さな矮小楕円銀河と渦巻銀河よりも大きい巨大楕円銀河がある。また  形が不明瞭な不規則銀河というのもある。
*「暗黒星雲」、「散光星雲」、「散開星団」の関連について説明せよ。 (以下準備中)