第7章 星の一生(I) 星の誕生と成長の理論 (2017 Jun.21 更新)
概要
本章と次章で「星の一生」を説明する。星にも、人間の一生と同じような「誕生・成長・成人・
定年・老化・最期」がある。本章ではその前半、誕生から一人前の星になるまでのプロセスを解説
する。これに関して、日本の林忠四郎先生の研究を紹介する。また、星雲やそれを研究する「電波
天文学」についても概説する。
図の出典
図7.1 南十字と石炭袋(渡部剛氏のページ)
図7.2 天の川中央部に広がる暗黒星雲
(東京学芸大学、暗黒星雲博物館トップページ)
図7.3 ハッブル望遠鏡が撮影した銀河の衝突現場「アンテナ銀河」
(ハッブル望遠鏡)
図7.4 いっかくじゅう座からオリオン座にかけての暗黒星雲群
(東京学芸大学、暗黒星雲博物館、説明ページ)
図7.5 磁力線による周辺部回転ガス円盤の加速のイメージ図(スピッツァー望遠鏡、 動画)
図7.6 ハービック−ハロー天体(ハッブル望遠鏡)
図7.7 HR図の物理学的拡張(pdf図)
図7.8 林忠四郎先生(天文月報、2008年5月号より)
図7.9 林経路とヘニエイ経路(PASJ, Vol.13, p450, 1961 より)
図7.10 いろいろな質量の星の林経路とヘニエイ経路(pdf図)
図7.11 直径 45m 電波望遠鏡(国立天文台野辺山、画像ギャラリーより)
図7.12 広帯域電波分光器による分子雲のスペクトル(PASJ, Vol.56, p69, 2004 より)
関連参考資料(本文関連ページ)
国立天文台野辺山、ホームページ (p141-146)
> 画像ギャラリー
問題(140字程度以上で説明せよ)
*星が誕生するにあたって乗り越えなければならない3つの「生みの苦しみ」について説明せよ。
*星の成長のプロセスにはどのような特徴があるか、人間の成長と比べて説明せよ。
*HR図上の「林経路」とはどのようなものか。
*星の誕生の研究には「電波天文学」が重要な役割を果たすが、それはなぜか。
*宇宙には「連星」がたくさんあるが、その理由を説明せよ。
*連星でない単独性には、必然的に「惑星」が存在すると考えられるが、その理由を説明せよ。
*成長途上の星の「林状態」とはどのような状態か。
*恒星の「成人式」や「就職」にあたる現象とはどのようなものか。
(以下考慮中)