第3章 恒星界の多様性 (2013 Jun.21 更新)


概要  ここでも理科年表に掲載された諸データを題材に、明るい星・暗い星、大きい星・小さい星、な どの多様な星々、あるいは変光星・連星などの変わった星々を見てゆく。同時に、星の温度と光の 物理学などについても解説する。

図の出典 図3.1 『理科年表』恒星の物理的諸量の表(1) 図3.2 『理科年表』電磁波の波長と振動数の表 図3.3 小田稔先生(旧宇宙科学研究所ニュースより) 図3.4 「ようこう」が撮影した、フレアの発生源    (「ようこう」のホームページより) 図3.5 『理科年表』脈動変光星の分類の表 図3.6 『理科年表』いろいろな変光星とHR図 図3.7 すばる望遠鏡とハイビジョンカメラによる T Tau星(すばる望遠鏡ギャラリーより) 図3.8 『理科年表』食連星の表 図3.9 食連星の概念図(pdf図) 図3.10 『理科年表』恒星の物理的諸量(2)
関連参考資料(本文関連ページ) *旧宇宙科学研究所ニュース、小田先生追悼号(p40) *太陽観測衛星「ようこう」(1991-2005) のホームページ(p44) *太陽観測衛星「ひので」(2006- ) のホームページ(p44)  同上、国立天文台の解説ページ (p44)   同上撮影の太陽フレア(動画あり) (p44) *太陽黒点、写真と、黒点数のグラフ (Wikipedia) (p49) *太陽黒点の現況 (NICT のページ) (p49) *国立科学博物館、宇宙の質問箱、変光星と食連星のシミュレーション (p45, 52)
問題(200字程度で説明せよ) *「脈動変光星」とはどのような星か、またどのような種類があるか。  [解答例]   脈動変光星とは、星が規則的に膨張収縮を繰り返すことによって明るさが変化する星である。  脈動する周期は一定であるが、星によって数百秒の短い周期から数百日の長い周期のものまで、  いろいろな周期のものがある。そして、それぞれの周期の脈動変光星の代表的な星の名前を用い  た、いくつかの型に分類され、数百秒の短い周期のものは ZZ Cet型、数百日の長周期のものは  ミラ型などと呼ばれる。これらの星は、HR図の上で右上から左下へ、特徴的な分布を示す。 *「フレア星」(または「閃光星」)とはどのような星か。 *「磁変星」とはどのような星か。 *「T Tau型変光星」とはどのような星か。 *「連星」の3つの分類について説明せよ。 *「不可視伴星」は見えない伴星ということであるが、どうしてそのような伴星の存在が  わかるのか。 *「白色矮星」とはどのような星か。