FAQ、第2章関連 (2013 Jun.21 更新)


Q: カタログはたくさん種類があるのですか?
A: いまインターネットで公開されているもので、8000以上あります。

Q: もう新しい星はみつからないのですか?
A: 大きな望遠鏡ができれば、今まで見えなかった星も見えてくるので、まだまだ新しい星はたくさん
 出てくると思います。

Q: 1等星と6等星では、どうして100分の1の明るさとわかったのですか?
A: 昔の人が決めた等級を、現代のCCDなどの技術で詳しく測定したところ、だいたい100分の1だった
 ので、新たに「1等星と6等星の違いは100分の1」と定義してこれを基準とし、他の等級を決めたのです。

Q: なぜ色指数は「赤」が「プラス」なのですか。
A: 次の説明にあるように、色フィルターを用いて星の色の違いを検出するのですが、たまたま B-V 
 (Blue - Green) を基準としたため、このようになりました。もし V-B を基準とすれば逆になります。

Q: 色指数の B-V と U-B について説明して下さい。
A: B は Blue等級で、授業で説明した「写真等級」に近いもの、V は Visual等級で「実視等級」です。
 それぞれの等級は、Blue のフィルターと、Visual (ほぼ green) のフィルターを用いて測定します。
 青白い星は写真に明るく写り、B等級の数値は小さくなるので、B-V がマイナスになります。反対に、
 赤い星は実視で明るくなるので V等級の数値が小さくなり、B-V がプラスになります。U は Ultra
 Violet(紫外線)の等級で、青よりももっと青い色(物理学的には波長の短い色)での等級です。結果的
 には B-V と同じようになります。

Q: 固有運動も、歳差のように元に戻るか?
A: 宇宙の中をばらばらに、また一直線に動いているので、元には戻りません。

Q: そもそもなぜ、星は動くのか?
A: 宇宙の中では、巨大な暗黒星雲が渦を巻いており、その中から次々と星が形成されるので、出来た
 星は乱雑な動きを持っています。詳しくは「星の誕生」のところで説明。

(以下、作成中)